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SSHクライアントのコンフィグファイルをまとめる

SSHクライアントのコンフィグファイルをまとめてみました。

ディレクトリ単位の分類

コンフィグファイルを含むディレクトリとしては、以下の2つに分類されます。

パス 役割
~/.ssh ユーザー個別の設定ファイルを置くディレクト
/etc/ssh 全ユーザーに影響する設定ファイルを置くディレクト
全ユーザーの動作を決めるディレクトリであるため、管理者(root)のみが編集できるようにパーミッションを変更しておくことが推奨

~/.ssh/ に置かれるファイルの説明

  • .ssh/known_hosts
    • ユーザーが過去にログインしたリモートホストのホスト公開鍵が保存されます。
    • 「ホスト公開鍵データベース」とも呼ばれます。
  • .ssh/config
    • SSHクライアントのコンフィグファイルです。
  • .ssh/rc
    • ユーザーがログインした時に、ユーザーのシェル、あるいはコマンドが実行される前に、実行されるファイルです。
  • .hushlogin
    • このファイルが存在する場合、ユーザーが対話的にログインした際に表示されるメッセージを表示しません。

/etc/ssh に置かれるファイルの説明

  • .ssh_config
    • SSHクライアントのコンフィグファイルです。
    • 全ユーザーに適用できるファイルであるため、オプションを省略した時のデフォルトの動作などを記述しておくことができます。
    • e.g. どのリモートホストに接続するときでも、認証エージェント転送を有効にする場合の設定
Host *
 ForwordAgent yes

参考

OpenSSH[実践]入門:書籍案内|技術評論社