SSHクライアントの設定の読み込み順をまとめる
SSHクライアント(sshやscpなど)の設定の読み込み順をまとめます。
[前提知識] クライアントの設定方法
クライアントの設定方法には、次の3種類があります。
- コマンドラインのオプションを指定
- ユーザーコンフィグファイル(
~/.ssh/config
)に記述 - ホストコンフィグファイル(
/etc/ssh/.ssh_config
)に記述
設定の優先順位
設定の読み込む順番は次のものになっています。 (先に読み込んだ設定が優先される)
- コマンドラインオプション
- ユーザーコンフィグファイル
- ホストコンフィグファイル
ここでの重要なポイントは、コンフィグファイルがどのような設定になっていても、コマンドラインのオプションが最優先されることです。
補足
- コマンドラインオプションの中で、同じオプションや設定が複数指定されている場合は、最後に記述されているものが優先されます。
- コンフィグファイルの中で、同じ設定項目が複数ある場合は、先に評価されたものが優先されます。
- コマンドラインにも、コンフィグファイルにも記述されていない動作は、デフォルトの設定が採用されます。